こんにちは、なべです!
先日、Twitterに
PMDD(月経前不快気分障害)
— なべ @うつ病 美容ブロガー (@rmvc1018) 2019年2月4日
これプラスうつ病やから、ひどく気持ちが落ち込むし、泣きわめいたりとか凶暴になったりとかして大変や。
というツイートをしたら、何人かコメントをしてくれました。PMDDという病気はあまり知られていませんが、悩んでいる人がいるのが確かなんだなと実感。
PMDDがどういったものかを少しでも多くの方に知ってもらえたらと思います。
PMDD(月経前不快気分障害)とは
PMS(月経前症候群)はよく知られているかと思います。PMDDとは、PMSの症状に加えて、さらに精神もかなり重い症状が出ます。その度合いは、日常生活が困難になる程です。
まず、PMSの症状は
- 頭痛
- 倦怠感、関節痛
- 腹痛
- 眠気
- 胸の張り
- イライラ
上記のようなものが一般的です。これらの症状の重さがもっと重症化し、加えて次のような症状が出るのがPMDDです。
- 鬱っぽくなる
- なんのやる気も起こらない
- 焦燥感がある
- 意味もなく子供のように泣きわめく
- 暴言を吐く
- 誰かや自分の体を傷つける(暴力など)
- 睡眠過多や睡眠不足
- 過食や拒食
このような症状が出ると心当たりのある方は、PMDDを疑っても良いかと思います。(専門医ではないので参考程度にお願いします。)
自分ではコントロールできない
気分が激しく落ち込んだり、人が変わったように凶暴になったりして、周りを驚かすことがあるのですが、これらを自分でコントロールすることはできません。
当事者から言わせてもらうと、自分でも「どうしてこんなことになるのか」がわかっていないのです。コントロールできないとはいえ、紛れもなく自分自身が、周りの人を傷つけてしまうことに、大きなショックを受けています。
そのショックから、「自分はどうして生きているのか」というところまで考えてしまうこともあるのです。自殺を考えてしまう人がいるのも事実です。
この症状は、月経が終わるにつれて引いていきます。一時的とはいえ、毎月毎月このようなことが起きるのは、本人にとっても非常に辛いことです。
PMDDは改善できるのか
基本的には、ピルや抗うつ薬などを飲むことで、ましになることもあるようです。人によっては、薬の副作用が出てしまって、中断せざるを得なくなる場合もあります。
ストレスや緊張が多いと、PMDDの度合いがひどくなるので、ストレス解消なども大切です。とはいってもここは難しい問題だと思います。あとは、食事のバランスなども影響します。
私自身、抗うつ剤などを飲んでいますが、根本的な解決にはなっていないので、また考えなければいけないなぁと思っているところです。PMDDの症状がひどく出ている時は、「病気だから仕方ない!」「私は悪くない・・」と思うようにしています。(笑)
ただでさえ辛いのに、その時にまた自分が自分を責めてしまってはもたなくなってしまいます。そのように考えるのも簡単ではないですが、病気の症状なので仕方ないと思えれば、自己嫌悪には陥らないのかなと思います。
悩んでいる人は病院へ
うつ病だと思っていたら、実はPMDDだった。PMDDだと思っていたらうつ病だった。ということはよくあるようです。もちろん併発もあります。
月経の時期になると何かしら辛い症状が現れ、「なんでいつもこうなるの?」と自分を責めてしまっている方は、一度婦人科にいってみることをお勧めします。辛い症状が出るのはあなたのせいではありません。
月経の時期だけではなく、ずっと気分が落ち込む・・という人は心療内科でも良いかもしれませんね。